第6回 U-16プログラミングコンテスト北海道大会 レポート

2019年11月3日(日)13:30より、イオンモール旭川駅前 4Fイオンホール に於いて、第6回 U-16プログラミングコンテスト北海道大会 が開催されました。札幌大会からは競技部門優勝 市毛 大渡さん、準優勝 阿賀 正翔さん、第3位 藤田 響さんの3名が出場しました。

例年の進行どおり、午前中は旭川大会の予選が行われました。旭川近郊の学校から集まった猛者たち、第9回大会ともなると本当に選手層が厚いですね。札幌から出場する3名のうち2名は、二度目の北海道大会参加となります。この3名が、旭川・釧路・帯広・函館から集まった選手たちとどんな戦いを繰り広げるのか、わくわくしながら予選を見守りました。


札幌大会優勝の市毛さんと賞品のノートPC
札幌大会競優勝者の市毛 大渡さんは、会場に賞品のノートPCと、普段のCHaser用の環境が入っているPCと、2台を持ってきていました。
今回、CHaser用のPCをそのまま使うけれど、新しいPCはそれより性能が良いとのことで「起動も速いし、キーボードの光も暗いところで使いやすいし、これからこっちをメインPCにします」と、さっと起動してCPUのコア数などを見せてくれました。大人でもなかなかここまでPCのスペックについて熱く語る人はいないと思うのですが、喜んでくれて良かったです。今年もプログラミングしやすいように、可能な限り高スペックのPCを贈ることが出来ました。スポンサーの皆様、どうもありがとうございました。

さあ、北海道大会の始まりです。
1回戦、札幌勢の出番は藤田さんから。今回は札幌大会の時と全く動きが違うのがわかります。一手一手しっかり考えて進んでいき、無駄な動きが少ないプログラムに生まれ変わっていました。強い。見事初戦突破しました。

阿賀さん(左)

そして阿賀さん。
1勝1敗、対戦はほぼ互角の戦いでしたが取ったアイテム数のポイント差で惜しくも破れました。たった3ポイント差、本当に惜しかったです。

次に1回戦シードの市毛さん。2回戦のマップはぐるりとブロックで囲まれていて狭くなっているタイプで、アイテムを取ってブロックが増えていくうちにとても動きにくい状況になります。作り上げてきたプログラムとマップとの相性もあるでしょう。惜しくも敗退しました。

1回戦を突破した藤田さんはその後も手堅く勝ち進み、ついに決勝戦を迎えました!
決勝戦のマップが公開された途端、頭を抱える藤田さん。
あとで聞いたところ、キャラクターが最初に出現する位置が下の方だったのですが、それはプログラミングで想定していなかったそうです。開始位置から自分がマップ上のどこにいるか、どこを歩いたかを記録するタイプのプログラムは競技ルールに対応した作りにしなければうまく動きません。
1試合目は順調そうにアイテムを取って行きながらも接続エラーを出してしまい負けとなり、2試合目は善戦し勝利が見えかけたものの相手に近づいてputされてしまい、結果は準優勝となりました。

北海道大会準優勝となった藤田さん(右)

非常に悔しそうではありましたが、まだ中学2年の藤田さんは、ぜひその悔しさをバネにプログラムを修正して来年も参加してほしいと思います!
準優勝、本当に立派な成績でした!
北海道大会入賞者の皆さん

また札幌の皆さんと一緒に北海道大会に参加できたら嬉しいです。来年もとても楽しみにしています。

レポーター:札幌大会実行委員 小岩美香